兄弟・姉妹だけの記念写真、実は撮り方にコツがあるんです

家族・三世代写真

七五三や誕生日の記念写真、気づけばいつも主役の子ばかりにピントが合っていませんか。実は「きょうだいだけ」で撮る写真には、年齢差ならではの難しさとコツがあるんです。

年齢差があるきょうだい写真、実はここが難しい

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イメージ(AI生成)

下の子が小さいうちは、どうしても注目がそちらに向きがちです。じっとしていられない・カメラ目線が続かないなど、撮る側が振り回されることも多いはず。ここ、迷いやすいところです。

一方でお兄ちゃん・お姉ちゃんは、思春期に近づくほど表情が硬くなる傾向があります。年下の子に気を取られている間に、上の子の表情が固まってしまう。これがきょうだい写真特有の「二重の難しさ」です。

年齢差別・撮り方のコツ

下の子には、好きなおもちゃや音を使って注意を引きます。「これなーんだ」とクイズのように声をかけると、自然な表情が出やすくなります。テンポよく進めることが大切で、飽きる前に何枚も撮っておきましょう。カメラを子どもの目線の高さまで下げるだけでも、表情がぐっと生き生きして見えます。

上の子には、下の子を見守るような場面を意識して撮ってみてください。「弟くん(妹ちゃん)をぎゅっとしてあげて」と声をかけるだけで、優しい表情が自然に出てきます。あわてなくて大丈夫です。緊張がほぐれるまで、たくさん話しかけてあげましょう。

衣装は色味や柄をそろえると、リンクコーデのようにまとまりが出ます。全員が全く同じ色にする必要はなく、ネクタイやリボンなど一部の色をリンクさせたり、トーンの近い同系色でまとめたりするだけでも十分に一体感が出ます。年齢差が大きいきょうだいなら、上の子は落ち着いた色味、下の子は明るめの色味にして、それぞれの年齢らしさを残すのもおすすめです。

「笑わせようとしなくていいの?」と思うかもしれません。実は、無理に笑わせようとするより、遊んでいる自然な瞬間を狙うほうが、あとで見返したときに表情が生き生きしていることが多いんです。

撮っておきたいタイミング

七五三やお誕生日など、どちらかの節目の行事は絶好の機会です。主役の子の記念撮影のついでに、きょうだいだけのカットも一緒にお願いしてみると、後から「撮っておいてよかった」と思える一枚になりやすいですよ。

年に一度でも記録しておくと、数年後に並べたときの成長の変化が見えてきます。特別な日でなくても構いません。ここだけ押さえておけば大丈夫です。きょうだいの年齢差は、成長とともに少しずつ縮まって見えてくるものなので、同じ組み合わせで撮り続けること自体が記録になります。

撮影現場から

兄弟・姉妹の写真で難しいのは、実は人数が増えたときの配置です。私が年間500〜600組を撮っていて毎回いちばん頭を使うのがここで、全員の顔がきちんと見えて、しかも兄弟の関係性が伝わる並びを探すのは、プロでも一発では決まりません。ご家庭で撮るときは、まず全員の顔が重なっていないかだけ確認してみてください。

難しいのは年齢差より「乳幼児がいるかどうか」

ここまで年齢差の話をしてきましたが、現場の実感をお伝えすると、年齢が離れていること自体で苦労した記憶はほとんどありません。5歳差でも8歳差でも、上の子が下の子を気にかけてくれる関係ができていれば、むしろ撮りやすいくらいです。

大変になるのは、きょうだいのどちらかが乳幼児のときです。理由ははっきりしていて、機嫌に左右されるからです。眠い、お腹が空いた、場所見知りをしている——このどれかに当たると、大人がどう声をかけても表情は出てきません。逆に言えば、機嫌さえ整っていれば年齢差は大きな問題にならないということです。

下の子がぐずってしまったとき、私はまず撮るのをやめます。カメラを構えたままあやすより、いったん置いて一緒に遊んでしまったほうが早く戻ります。上の子にもその間は自由にしていてもらいます。ご家庭で撮るときも同じで、「あと1枚だけ」と粘るより、5分遊んでから撮り直したほうが結果的に良い表情が残ります。予約を取るときも、下のお子さまのお昼寝や授乳の時間を外した枠を選んでおくと、当日がずいぶんラクになります。

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まとめ

きょうだいだけの写真は、年齢差ゆえの難しさがある分、うまく撮れたときの一枚は格別です。声かけの工夫と衣装のちょっとした統一感で、印象はぐっと変わります。次の行事のついでに、ぜひきょうだいカットもお願いしてみてください。