大学受験の証明写真、いつ撮ればいいのか、サイズはどれで合っているのか、悩む方は多いのではないでしょうか。総合型選抜や学校推薦型選抜は出願が9〜11月に集中するため、この時期に慌てて撮る受験生も少なくありません。2027年度共通テストではWeb出願の顔写真データ登録も始まる時期なので、紙とデータ両方の条件をあわせて整理します。
証明写真のサイズは「縦4cm×横3cm」が主流、でも要項確認が必須

大学入試の証明写真は、縦4cm×横3cmのサイズを指定している大学が多い傾向にあります。ただしこれは全大学共通のルールではなく、大学によって指定サイズが違うことがあります。
ここ、迷いやすいところです。「証明写真はどこも同じサイズ」と思い込んで撮影してしまうと、いざ出願書類を用意する段階でサイズが合わず撮り直しになることもあります。必ず志望校の募集要項でサイズを確認してから撮影しておきましょう。
紙の証明写真とWeb出願の「顔写真データ」は条件が別物
最近は大学個別の出願も共通テストもWeb出願が広がり、プリントではなく「顔写真データ」のアップロードを求められる場面が増えています。紙とデータでは確認すべき項目が違うので、一覧で押さえておきましょう。
| 項目 | 紙の証明写真(大学個別提出) | 顔写真データ(共通テストWeb出願) |
|---|---|---|
| サイズの目安 | 縦4cm×横3cmが主流(大学ごとに確認) | 縦600px×横450px程度(4:3比率が目安) |
| 撮影時期の目安 | 撮影から3ヶ月以内が一般的(大学の指定に従う) | 2026年(令和8年)7月1日以降に撮影したもの |
| ファイル形式 | -(プリントで提出) | JPEG・JPG・JPE・PNG・HEIC・HEIFのいずれか |
| ファイルサイズ上限 | - | 5MB以内 |
| 加工・修正 | 証明写真として不自然にならない範囲で最小限に | 一切不可(本人確認に使うデータのため) |
出典:大学入試センター「大学入学共通テスト出願サイト(Web出願)について」・文部科学省「大学入学者選抜実施要項」(条件は年度・大学により変わるため、必ず最新の募集要項・出願サイトの案内で確認してください)
2027年度共通テスト、顔写真データの登録は9月15日から
意外に思うかもしれませんが、2027年度(令和9年度)共通テストのWeb出願では、出願内容の登録期間が2026年9月15日(火)10時から10月2日(金)17時までと決まっています。この期間中に、顔写真データをマイページへアップロードする流れです。
登録した写真が「受付できない写真」と判定されると、再登録が必要です。再登録できるのは、登録期間、または2026年10月9日(金)〜16日(金)の確認・訂正期間です。一度「受付できる写真」と判定されると原則変更できないため、最初から条件を満たした写真を用意しておくと安心です。
受付できないと判定されやすい写真の例は、次の章の表にまとめました。今からでも十分間に合いますので、早めに条件を確認しておきましょう。
受験の証明写真、撮影時期の目安は「3ヶ月以内」
大学に個別提出する証明写真は、本人確認のため、撮影から3ヶ月以内のものを求められるのが一般的です。3ヶ月以内であっても、髪型や髪色、表情の雰囲気が撮影当時と大きく変わっていると本人確認の妨げになることがあるので気をつけてください。
出願時期は入試方式によって異なります。逆算して撮影時期を考えると、あわてずに準備できます。
| 入試方式 | 出願時期の目安 | 撮影しておきたい時期の目安 |
|---|---|---|
| 総合型選抜 | 9月1日以降に出願開始 | 6〜8月ごろ |
| 学校推薦型選抜 | 11月1日以降に出願 | 8〜10月ごろ |
| 一般選抜(共通テスト含む) | 1〜2月ごろに出願 | 10〜12月ごろ |
複数の大学を受ける場合は、それぞれの出願時期と証明写真の有効期限を並べて確認すると、撮り直しの手間を防げます。志望校ごとに「サイズ」「カラーか白黒か」「必要枚数」を一覧にしておくと安心です。
同じ大学でも学部・入試方式によってサイズ指定が異なることもあります。パンフレットに載っているのは前年度の情報のこともあるため、出願年度の最新の要項で確認しましょう。共通テストの「〇月〇日以降撮影」という絶対日付の指定と、「撮影から3ヶ月以内」という相対日数の指定を取り違えないようにしてください。
証明写真の服装で気をつけたいこと
私服でも制服でも、証明写真としてはどちらでも問題ないことがほとんどです。ただし胸元が大きく開いた服や、柄・ロゴが目立つ服は避けたほうが無難です。髪が目にかかっていると表情が伝わりにくくなるので、前髪はピンなどで軽く留めておくと安心です。
あわてなくて大丈夫です。特別な服を用意する必要はなく、普段の身だしなみを整える程度で十分な場合がほとんどです。メイクをする場合は、証明写真では素顔に近いナチュラルな仕上がりが好まれる傾向にあります。つけまつげや濃いアイメイクは、本人確認の際に印象が変わりすぎてしまうことがあるので控えめにしておくと安心です。
撮影の直前に美容院で大きく髪型を変えると、3ヶ月以内の写真でも「別人のようだ」と感じられてしまうことがあります。髪を切る予定がある場合は、証明写真の撮影を先に済ませておくか、髪型を変えたあとに撮り直すか、どちらかを決めておくと迷わずに済みます。
受付されにくい写真の例をチェック
共通テストの顔写真データを中心に、受付できないと判定されやすい写真の特徴をまとめました。紙の証明写真でも共通する注意点が多いので、あわせて確認しておきましょう。
| NGになりやすい写真 | 気をつけたい理由 |
|---|---|
| 顔が小さすぎる/大きすぎて一部が切れている | 本人確認がしづらく、後から調整もしにくい |
| 前髪で目元が隠れている | 表情や目元が確認できない |
| 顔や眼鏡に影・光の反射がある | 顔全体が明るく写らず、本人確認に使いにくい |
| 背景に家具・カーテン・模様が写っている | 無背景の指定を満たさない |
| 帽子・マスク・サングラスを着用している | 顔全体が確認できない(医療・宗教上の理由は別途相談) |
| アプリ等で加工・修正している | 本人確認用の写真として不自然になる |
撮影現場から
長く撮影に関わってきた立場から言うと、証明写真の写りが原因で選考に落ちたという話は、まず聞きません。表情や写りより気にしたいのは、規格そのものです。とくにパスポート用の証明写真は規定が厳しく、前髪が目にかかっている・アクセサリーをつけている・首元が隠れる服を着ているといった理由で撮り直しになることがあります。受験用の証明写真でも、規格を守ることを優先しておくと安心です。
あわせて読みたい
・パスポート証明写真、2026年7月から何が変わった?
・マイナンバーカード更新の顔写真、規定と撮り直しの基準
まとめ
大学受験の証明写真は「縦4cm×横3cm」が主流ですが、大学ごとの要項確認が欠かせません。紙の証明写真は撮影から3ヶ月以内、共通テストのWeb出願で使う顔写真データは「2026年7月1日以降撮影」と条件の付き方が違う点も押さえておきましょう。共通テストの出願内容登録は2026年9月15日から10月2日までです。総合型選抜は9月、学校推薦型選抜は11月からと出願時期も異なるため、早めに撮っておくと安心です。
よくある質問
Q. 証明写真はスマホの自撮りでも大丈夫ですか?
募集要項でスタジオ撮影が指定されていなければ、条件を満たしていれば自撮りでも問題ない場合があります。ただし背景や明るさの条件を満たすのが難しいことが多く、写真店やスタジオでの撮影のほうが確実です。
Q. 複数の大学で証明写真を使い回してもいいですか?
サイズと撮影時期の条件を満たしていれば使い回せることが多いですが、大学によって指定サイズが異なるため、志望校ごとに確認してから準備しましょう。
Q. 共通テストの顔写真データはいつまでに準備すればいいですか?
2027年度共通テストでは、出願内容の登録期間が2026年9月15日から10月2日までです。撮影は2026年7月1日以降のものが条件なので、この期間内にアップロードできるよう用意しておきましょう。
Q. 顔写真データが「受付できない写真」と判定されたらどうすればいいですか?
メールやマイページの通知で分かります。出願内容の登録期間、または2026年10月9日から16日までの確認・訂正期間中に再登録すれば大丈夫です。ただし一度「受付できる写真」と判定されると原則変更できないため、最初から条件を満たした写真を準備しておくと安心です。


