夏休みこそ写真館へ|夏が家族写真の狙い目シーズンな理由

家族・三世代写真

家族写真って、七五三とか入学式とか「何かある時」に撮るもの…そう思っていませんか?実はこの夏休み、写真館的には家族写真を撮る絶好のチャンスなんです。理由と、暑い時期に撮るときの準備を、写真館スタッフの目線で整理してみますね。

夏休みは家族が「全員そろう」貴重なタイミング

考えてみてください。パパもママも仕事が休みで、子どもたちも学校がなくて、さらにお盆には離れて暮らすおじいちゃんおばあちゃんにも会える。家族全員のスケジュールがそろう時期って、実はお正月と夏休みくらいなんです。

特におすすめなのが、帰省のタイミングに合わせた三世代写真。普段なかなか会えない祖父母と孫が一緒に写った一枚は、あとから見返したときの宝物度が段違いなんですよ。「おじいちゃんの膝の上に乗っていた頃の写真」って、大人になってから見ると本当にぐっとくるものです。

家族が集まりやすい時期を並べると、それぞれの向き不向きが見えてきます。

時期 集まりやすさ 写真館の混み具合 向いている撮影
年末年始 ◎(帰省が多い) △(年賀状用・成人式前撮りと重なる) 新年の家族写真・年賀状用
ゴールデンウィーク △(入園入学の後半戦) 兄弟写真・成長記録
夏休み・お盆 ◎(学校が休み+帰省) ◎(比較的ゆったり) 三世代写真・家族写真
秋(9〜11月) △(平日が多い) ×(七五三で最繁忙) 七五三

ここだけ押さえておけば大丈夫です。「全員そろう」と「写真館がすいている」の両方がそろうのは、夏休みが一番なんですね。

実は夏の写真館は「狙い目」なんです

白ホリゾントを正面から見たスタジオの全景
誰もいない日中のスタジオ。夏はこうして時間に余裕があります

「夏って混んでますか?」と思われがちですが、答えは実は逆です。写真館が一番忙しいのは七五三シーズンの秋と、入園入学シーズンの春。夏はゆったりしていることが多いんです。

行事のカレンダーに沿って一年を眺めると、繁閑がはっきり分かれているのが分かります。

主な行事 写真館の忙しさ(目安)
1〜2月 成人式・入学準備 忙しい
3〜4月 卒業・入園・入学 とても忙しい
5〜6月 行事の谷間 ゆるやか
7〜8月 夏休み・お盆の帰省 ゆるやか(閑散期)
9〜11月 七五三 最繁忙
12月 年末の家族写真・年賀状 忙しい

閑散期には撮影プランの割引やキャンペーンを出す写真館も多く、同じ内容でも夏のほうが条件よく撮れることがあります。内容や条件はお店ごとに違うので、気になるところがあれば早めに問い合わせてみてください。

すいている時期のいいところは、値段だけではありません。予約が取りやすく日程の融通がききますし、1組にゆっくり時間を取れるので、小さいお子さんの機嫌を待ちながら撮ることもできます。混んでいる時期は、どうしてもそこまでの余裕が取りにくいんです。じっくり撮れるぶん、自然な笑顔を引き出しやすいのも夏ならではですね。

「今年の夏だけの姿」は今しか撮れない

こんがり日焼けした顔、抜けたばかりの前歯、去年より伸びた身長。子どもの「今年の夏の姿」は、来年にはもうないんですよね。

七五三のような行事写真は「その日の記録」ですが、何でもない夏に撮る家族写真は「その頃の家族の記録」。麦わら帽子や浴衣、虫かごなど、夏らしい小物と一緒に撮るのも人気です。あとから見返して一番じんとくるのは、案外こういう「何もない日」の写真だったりします。

夏の撮影は「暑さ対策」とセットで考える

ここは、以前より大事になっている部分です。気象庁によると、2025年の夏(6〜8月)の日本の平均気温は基準値より2.36℃高く、統計を始めた1898年以降でもっとも高い夏になりました。全国153の気象台等のうち132地点で、夏の平均気温が歴代1位を記録しています。「夏の外出は、昔と同じ感覚では考えないほうがいい」という状況なんですね。

目安として使えるのが、環境省が出している暑さ指数(WBGT=気温・湿度・日射などから計算する熱中症予防の指数)です。数値ごとの目安はこうなっています。

暑さ指数(WBGT) 区分 外での撮影・移動の考え方
25未満 注意 屋外ロケも比較的しやすい
25以上28未満 警戒 こまめに休憩と水分補給を
28以上31未満 厳重警戒 屋外は短時間に絞る
31以上 危険 屋外での撮影は見合わせる判断も

出典:環境省 熱中症予防情報サイト「熱中症警戒情報とは」(暑さ指数の目安は日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」による)

さらに、翌日または当日の最高暑さ指数が33に達すると予測されると「熱中症警戒アラート」、都道府県内の全地点で35に達すると予測される場合などには「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。アラートが出ている日に屋外ロケを予定していたら、スタジオ内での撮影に切り替える、時間をずらすといった相談をしてみてください。あわてなくて大丈夫、たいていのお店は日程変更に応じてくれます。

夏の撮影をもっと楽しむ、ちょっとしたコツ

天井のバトンに吊るされた背景紙のロール
天井から吊るした背景紙。巻き替えれば背景の色を変えられます

夏の撮影は午前中の早めの時間帯がおすすめです。子どもが元気で機嫌がいいのはもちろん、外の暑さでぐったりする前に撮影できるので、表情がいきいきします。時間帯ごとの向き不向きをまとめておきますね。

時間帯 子どもの様子 暑さ ひとこと
午前9〜11時 元気なことが多い まだ上がりきらない いちばんの狙い目
正午〜15時 眠くなりやすい ピーク 移動が短く済む日に
16時以降 疲れが出やすい やわらぐ 屋外ロケなら夕方も○

持ち物も、夏ならではの準備が少しあります。汗をかきやすい季節なので、着替えとタオルがあると安心です。

持ち物 なぜ必要?
着替え一式 汗じみ対策。特に子どもは移動中に汗をかきます
タオル・ハンカチ 撮影直前の汗をおさえる用
飲み物 待ち時間の水分補給に
ヘアブラシ・くし 汗で乱れた前髪の直しに便利
あぶらとり紙 大人の顔のテカリ対策
思い出の品 自由研究の作品やお気に入りのおもちゃ。その子らしさが出ます

「日焼けしているけど大丈夫?」と気にされる方もいると思います。まったく問題ありません。むしろ日焼けは、その夏を過ごした証拠。何年か経ってから見返すと、そこがいちばん「あの夏らしい」ポイントになっていたりします。

よくある質問

Q. 夏の家族写真は屋外とスタジオ、どちらがいいですか?
暑さの厳しい時期は、空調のきいたスタジオのほうが小さなお子さんや年配の方には安心です。屋外の雰囲気を出したい場合は、朝や夕方の短時間に絞る方法もあります。

Q. 予約はどのくらい前にすればいいですか?
夏は比較的すいている時期ですが、お盆前後は帰省に合わせた予約が集まりやすくなります。日程が決まっているなら、2〜4週間ほど前を目安に相談しておくと安心です。

Q. 服装は何を着ればいいですか?
特別な衣装でなくてかまいません。家族で色のトーンをそろえるだけで、写真はぐっとまとまります。汗をかいたときのために、上着や替えのシャツがあると安心です。

Q. 撮影当日が猛暑になりそうなときは?
熱中症警戒アラートが出るような日は、無理をせず日程変更を相談してみてください。屋内での撮影に切り替える、時間帯をずらすといった調整ができる場合もあります。

あわせて読みたい

三世代写真はいつ撮る?お盆の帰省が絶好のチャンスな理由
「何もない日」の家族写真が、あとで宝物になる理由
写真館の「白い背景」、実はちゃんと理由があるんです
スマホでも記念写真がグッと上手くなる!プロが教える「光」「構図」「主役」の3つのコツ

まとめ

夏休みは家族全員がそろいやすく、写真館も比較的ゆったりしている狙い目シーズンです。帰省に合わせた三世代写真は特におすすめですね。

一方で、近年の夏は暑さがかなり厳しくなっています。撮影は午前中の早い時間に寄せる、暑さ指数やアラートを見て屋外を無理しない、着替えとタオルを持っていく。この3つを押さえておけば安心です。

日焼け顔も抜けた前歯も「今年の夏だけ」。特別な理由がなくても、この夏の家族を一枚残してみませんか。

出典:気象庁「2025年夏(6月〜8月)の天候」/環境省 熱中症予防情報サイト「熱中症警戒情報とは」「熱中症特別警戒情報とは」