七五三の前撮りを8月に。日焼け対策と平日の狙い目

七五三

「七五三の前撮り、夏休みのうちに済ませておきたい」。そう考えるご家庭は少なくないはずです。8月は家族の予定を合わせやすい反面、気をつけたいポイントもあるんです。この記事では、8月に前撮りするメリットと、日焼け対策をいつから始めればいいのかを整理していきます。

8月に前撮りするメリット

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イメージ(AI生成)

七五三本番の秋(10〜11月)に近づくほど、写真館の予約は混み合っていきます。写真館では一般に、9月中旬あたりから予約が本格的に埋まり始めます。7〜8月に前撮りをしておくと、まだ余裕を持って日程が選べますし、夏休み中なら家族の休みも合わせやすいですよね。

夏は写真館にとって閑散期にあたります。早割やキャンペーンを設けるお店が多いのもこの時期で、料金面でも選択肢が広がります。予約が詰まっていないぶん、1組あたりにゆっくり時間を取れるのも夏ならではです。着替えに手間取っても、お子さまがなかなか笑ってくれなくても、次の予約に追われずに待てる。これは仕上がりにそのまま効いてきます。

時期ごとの違いを、ざっくり並べてみます。

時期 予約の取りやすさ 料金の傾向 気をつけたいこと
4〜6月 取りやすい 通常〜早割 本番まで間が空き、髪型や身長が変わることも
7〜8月 取りやすい 早割・キャンペーンが多い 日焼け・暑さ・汗
9月 中旬から埋まり始める 通常 希望日が選びにくくなる
10〜11月 最も混み合う 通常(本番料金) 土日は特に窮屈な進行になりやすい

※料金・キャンペーンの有無はお店ごとに異なります。予約の埋まり方にも地域差があるので、目安として見てください。

見落としやすいのは「日焼けが残る期間」

8月前撮りで一番のハードルが日焼けです。ここ、意外と見落としやすいところなんです。

日焼けには2種類あります。環境省の紫外線環境保健マニュアルによると、赤くヒリヒリする日焼け(サンバーン)は数時間後から出て8〜24時間でピークになり、2〜3日で消えます。一方、肌が黒っぽくなる日焼け(サンタン)は数日後から現れて、数週間から数か月続くとされています。

つまり「撮影の3日前から気をつける」では間に合わないんです。落ち着いた色味の着物と黒く焼けた肌はイメージが合いにくいので、逆算して動くのがおすすめです。

撮影日からの逆算 やっておきたいこと
1か月前〜 プール・海など長時間の直射日光を伴うレジャーの日程を、撮影日より後ろに寄せる
2〜3週間前 外遊びは日陰や朝夕の時間帯を中心に。日焼け止めを習慣にする
1週間前 顔・首・手の甲など、写真に写る部分を重点的に守る
前日 肌が赤くなっていないか確認。ひどいときは日程変更の相談を

あわてなくて大丈夫です。すでに焼けてしまっていても、撮影自体はできます。無理に予定を詰めるより、家族が笑っていられる日を選ぶほうが大切です。

8月の紫外線は、七五三本番の何倍?

数字で見ると納得しやすいと思います。気象庁がつくばで観測している「日最大UVインデックス」の月平均値を並べてみます。UVインデックスは、紫外線の強さを0〜11+で表した指標です。

2023年 2024年 2025年 3年平均
7月 8.2 7.4 8.5 8.0
8月 8.8 7.8 7.7 8.1
9月 6.2 5.9 6.0 6.0
10月 3.8 3.6 3.4 3.6
11月 2.3 2.4 2.4 2.4

出典:気象庁「日最大UVインデックス(観測値)の月平均値の数値データ表」(つくば)。3年平均はこの3年分を単純平均した値です。紫外線の強さは地域や天候で変わります。

8月の3年平均は8.1でした。WHOの区分では8〜10が「非常に強い」で、日中の外出をできるだけ控える目安とされる強さです。七五三本番の11月(2.4)と比べると、3倍以上の開きがあります。8月だけ特別に対策が必要というのは、感覚ではなく数字にも出ているんですね。

環境省のマニュアルによると、年間の紫外線量のおよそ7〜8割は4〜9月に集まるとされています。さらに夏は、午前10時〜午後2時の4時間で1日の約7割を浴びる計算です。裏を返せば、その時間帯を外すだけでかなり違うということですね。

日焼け対策は「効き目の大きい順」に

対策はいろいろありますが、効果の大きさには差があります。同じマニュアルに載っている数字を整理すると、優先順位が見えてきます。

対策 目安となる効果 ひとこと
強い時間帯を避ける 夏は10〜14時で1日の約7割 最も効果が大きい。朝夕の外遊びに切り替える
日陰を使う 日なたの約50% 散乱した紫外線は届くので過信はしない
つばの広い帽子 眼への紫外線を20%程度カット 麦わら帽子のような幅の広いつばが有効
衣服で覆う 織り目の詰まった生地ほど高い 暑さと相談を。熱中症には気をつけてください
日焼け止め 製品のSPF・PA表示による 2〜3時間おきに塗り直す

出典:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020

日焼け止めの強さは、シーンで使い分けます。散歩や買い物などの日常ならSPF10〜20・PA++程度で足ります。屋外の軽いスポーツやレジャーならSPF20〜40・PA++〜+++、炎天下での海水浴やプールなら、より高い数値で耐水性のあるものを選びます。数値が高いほど良いわけではなく、肌への負担も考えて選ぶのがコツです。

塗る量が足りないと、表示どおりの効果は出ません。顔なら1円玉くらいの量を数か所に置いてから伸ばし、それを2回重ねるのが目安とされています。肌が敏感なお子さまには、紫外線吸収剤を使わない「ノンケミカル」タイプという選択肢もあります。白く見えやすい代わりに、かぶれが起きにくいとされているタイプです。

なお乳児の場合は、日焼け止めに頼らなくても大丈夫とされています。紫外線の強い時間帯に外へ出さない、ベビーカーの日よけや薄い長袖で覆う、といった工夫で十分です。肌トラブルが心配なときは、自己判断せず小児科や皮膚科に相談してください。

平日と、時間帯の選び方

撮影日そのものの選び方も大切です。8月は夏休み期間中なので週末は混みやすい一方、平日は比較的落ち着いています。衣装選びからゆったり進められる時間帯が多いんです。平日休みが取れそうなら、まずそこから候補にしてみましょう。

屋外でのロケーション撮影を考えているなら、時間帯も一緒に決めておくと安心です。紫外線も気温も正午前後がピークなので、朝いちばんか夕方の枠が現実的です。夕方の斜めの光はやわらかく、写真そのものの雰囲気も良くなります。

もうひとつ。撮影中に「このポーズでも撮ってほしい」と思ったら、その場で伝えてしまうのが一番です。立ち姿だけでなく座ったカットも、正面だけでなく横顔も、言ってもらえればその場で足せます。帰ってから思い出しても間に合いません。声をかけるのは、まったく迷惑ではないんです。

よくある質問

Q. すでに真っ黒に日焼けしてしまいました。撮影はやめたほうがいいですか。
A. そんなことはありません。日焼けした肌に合う着物の色を選んだり、照明で調整したりといった方法があります。気になる点は撮影前に伝えておくと、当日の進行がスムーズです。

Q. 日焼けは撮影の何日前から気をつければいいですか。
A. 黒っぽくなる日焼け(サンタン)は数週間から数か月続くとされています。少なくとも2〜3週間前から、プールなど強い日差しを浴びる予定があるなら1か月前から意識しておくと安心です。

Q. 曇りの日なら日焼けしませんか。
A. 薄い雲の場合、紫外線の80%以上が通過するとされています。曇りの日でも対策は必要です。

Q. 8月に前撮りすると、秋の本番でまた撮り直しになりますか。
A. 前撮りは記念写真、本番はお参りという分け方が一般的です。前撮りで写真を残しておけば、参拝当日は着物を着るかどうかも含めて自由に決められます。

まとめ

8月の前撮りは、混雑を避けられて料金の面でも狙い目のタイミングです。ネックになるのは日焼けですが、黒くなる日焼けは長く残るので、2〜3週間前から意識しておけば十分間に合います。平日と朝夕の時間帯を組み合わせて、無理のないスケジュールで進めてみてくださいね。

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参考にした情報

七五三|神社本庁